恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
忘れたもの、失くしたもの
・・・・あれ?私・・・。
ここ、どこ・・・。

慌ててベッドから起きると、頭が少し重たいと思った。
・・・いや、頭だけじゃない。体全体が重い感じだ。

カーテンを閉めきった室内は暗く、その中でベッドサイドテーブルに置かれている、大きなデジタル時計の数字が「6:42」と赤く光っていた。

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