溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
洗剤は聞くとまた聞き返されるというか、そもそもわかりそうにない気がして、いつも買ってた奴にした。
君嶋課長から文句も出なかったし。

併設されているベーカーリーコーナーに行くと、また選択を迫られた。

「君嶋課長はどれがいいですか」

「君はどれがいいんだ?」

なんでこの人はこんなに私に聞くのだろうか。
私を困らせて楽しんでるのかな。

「……食パンでいいですか」

「ああ、かまわない」

満足、なのか君嶋課長は頷いた。


朝食の買い物だけでぐったりと疲れて帰る。
帰るとまた君嶋課長は、書斎に引っ込んでしまった。

……ま、いいけどね。

ふたりになっても会話に困る。
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