輝く星をキミにあげる
第三章

友情

「……」



「………」




勢いで家の中に入れちゃったけど



何…この空気。。




昴は気遣って自分の部屋に行っちゃったし…。




「…お、お茶入れてくるね」




私は、気を紛らわすために





お茶を入れようと立ち上がると






腕を握られる





「…あの、ね。お茶は大丈夫だから…聞いてほしいことがあるの。」





すごく気まずそうにゆっくりと口を動かす渚。




こんな渚を見るのは初めてで動揺するが





平然を保って


「…うん。分かった」




私はそれだけ言い、またソファーに座る。




「…まず、さっきは逃げてごめんなさい」





渚は急に頭を下げだす。




「…2人の間には何も無いって分かってるのに…なぜか、疑っちゃってる自分がいて…。最低だよね」





耐えきれなかったのか、また涙を流す渚





「…渚は最低なんかじゃないよ…。あんなの見たら疑っちゃうのも無理ない」





最低なのは私の方。





あの後ちゃんと渚を追いかけてればよかった。





「…私知ってたの」






「…え?」







「瞬の好きな人が歩花だったってこと」






……?






どういうこと?





私はその衝撃的な言葉に頭がついてかない





















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