君色エブリデイ
約束の日曜日
玄関で靴に履き替えた
「じゃぁ、お兄ちゃん行ってくるね!」
「気をつけて行けよ!美郷ちゃんに今度うちに遊びおいで!って伝えてて!」
「うん!わかった!行ってきまーす」
うちの家から駅までは歩いて10分
そこから動物園までは電車で30分のところにある。
待ち合わせより15分早く着いたけど、もう既に美郷は来ていた。
「ごめんね!待った?行こっか!」
「全然♪私も今来たところだし!あ、ちょっと待って!まだ2人が来てないからさ」
ん?2人?
誰が来るんだろう?
「え?美郷と2人で行くんじゃないの?」
てっきり2人で行くのだと思っていた
まさか他にも一緒に行く人がいるなんて思わなかった。
「あれ?言ってなかったっけ?まぁーいいじゃん!来たら分かるし」
いやいやいや、全然良くないよー
普通そうゆうのって先に教えるもんじゃないの?
来たら分かるって誰のこと?
私も知ってる人かな?
「おーい!美郷ちゃーん!莉子ちゃーん!」
ふと声のする方を振り返った
スタスタとこちらに向かって来るのは堂本君と工藤君だった。
「え!?ちょ、ちょっと、どうゆうこと?」
予想外の人物に軽くパニックになり美郷に聞いた。
「今日はね、ダブルデートするの♡」
とニコニコしながら、そう言われ頭がついていかない