サクラサク~恋の蕾、花が咲く時。~
第16章 それぞれの進路


久也side

受験日まで
ラストスパート。



翌日以降からの俺は…


久しぶりに
ゆりなと触れたせいなのか
めちゃくちゃ
勉強やる気で溢れていた。


毎日頑張れた。



そして無事
A大学の教育学科に
合格できた。


愛のパワーは
おそるべし。



ゆりなside

受験日まで
ラストスパート



私は日帰りデート以来
勉強やる気が溢れていた



久也が居る…

そう思うだけで
毎日がんばれたの。



無事に
A大学の心理学科に
合格できたのは
久也のおかげ…かなっ?

久也と龍平くんが
ライバルとして
出会ったその頃。



優真くんは
自宅に七海と居た。



優真side


「七海~。
明日俺、大丈夫かな…」



「大丈夫よっ!
ほら、いつもの優真は
どこいったの?

明日の面接、
肩の力をぬいて
いつもの優真らしく
自信持って行けば大丈夫よ」




「…うん。わ、わかった」



「もぉ。弱気な優真なんて
らしくないっ!」



「だ、だって~…」



「優真なら…できるわよ」



そう言って
唇に触れるだけのキスをした。



「…七海」



「緊張がほぐれる
おまじないよ」



「…俺、明日頑張ってくる」



「うん、頑張ってね?」



「あ、でも…ちょっとだけ」


明日の不安を
埋めるようかのように
キスをした。


そして…



「俺…明日がんばるよ。
んでもって、受かったら、
もっといっぱいキスして
この続き…しませんか…?」



「…いいよ?」



「やった!」



「…がんばってね?」



「おうっ」



そして
七海に応援されて
面接試験を受けた



俺の



結果は…



合格!


七海、ありがとう!



「俺、受かった!
七海のおかげだよ」



「おめでとう!」


七海が
祝福のハグをしてくれた。


「七海、ありがとう」



「どういたしまして」



「やべぇ~。
俺、幸せすぎる!」



そのまま
襲いたかったけど
卒業するまで
あと少しだし

楽しみは
後にとっておくとしよう。


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