【BL】貴方を好きになっていいですか?
「おはようございます」
『うむ、おはよう九条くん。こんな朝早くにどうしたのかね?』
今、僕は店先で社長に電話をかけている。
「はい。…昨夜の事でお話があって…」
僕が話を切り出すと、社長の声は明るくなった。
『本社に来る事、考えてくれたのかね?』
「………はい」
『そうかそうか。…ならそっちのフラワーショップには私が直々にキミの転勤の事を話しに行くとしよう』
「…有り難うございます」
『うむ、では今日、迎えに行くから待っていなさい』
社長は上機嫌のまま電話を切った。
……いよいよ本社への移動だ。
信頼されている――嬉しい反面、やはり直貴と離れる事が寂しくも思ってしまう。