すべてを諦めていた私の、成功物語
唯一の救いは、小学生のときから
好きな小説だけ。

「小説家」という夢を叶えるために、
何個か物語を作ってみたりもした。

でも、書けなかった。
というより、完結させることができなかった。

あのときの事故のことが
頭によみがえり、思考を邪魔するのだ。


はじめてかいた作品を完結させようとしているとき。

突然の大きな音。

揺れる車内。

逃げ惑う人々。

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