ー 君の落とし物は空へ続いてる ー
校門をくぐれば、グラウンドには木々に桜を実らせ、ほんのりピンク色が可愛い。


「わあ、桜、きれー」



桜の木の下にいる椎名の髪が、フワリと揺れた。



横顔も儚げで、椎名と、桜って似てるなとも思った。



「うわ、美少女!!」



「めちゃくちゃ可愛い」




一気に注目される椎名だけど、、



「早く行こう歩夢」


全然、気にもしていない。



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