This Is Love Story
────ドヵッ
「う"っ…。」
突然うめき声と共に私の口元を塞いでいた男が吹っ飛び、息苦しさから解放される。
え…なになに?どうなってるの?
突然のことに、頭が追いつかない。
私が放心している間に、もう一人の男も地面に倒れていた。
…この数秒で何が起こったの…?
倒れる男達の中に立つひとりの男。
スラッと高い身長に広い背中。
風に揺れる漆黒の黒髪。
その男がこちらを振り返ると、吸い込まれそうな黒い瞳と目が合う。