This Is Love Story









私は前を歩くコーラ男を睨みながら、朝比奈さんについて行く。


月島さんたちが入っていったのは、たくさんの倉庫の中でもひときわ大きな倉庫。

私と朝比奈さんもその後を追う。



倉庫に入ると、いかにもヤンチャしてますって感じの男達が大勢いた。



その男たちは、3人にむかって頭を下げる。

それと同時に、私に向けられる好奇の目。








「女!?

おい、女の子がいるぞ…!」






「うわっ、まじだ!

何あの子!?めっちゃ可愛ええ!」







「雄大さんの女か?」









…おいこら、誰がコーラ男の女だって?

回し蹴り食らわせてやろうか?



まぁ、私がここに来たのはあの男のせいに違いないんだけど。





てゆーか…はやく家に帰りたい。


昴兄と佑に、まだ私が帰っていない事がバレたらきっと大騒ぎだ。

あの二人なら、私を探すために族全体を動かしかねない。



そうなる前に、家に連絡を入れないと。











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