白き桜と黒き神
あの後、アイツらが迎えに来たから車に乗って学校まで来たんだけど


どうしようか…ニヤニヤしそう…


キーンコーンカーンコーン♪


ガララッ───


雅「おら、席つけー」


「雅也さん!転校生来るってマジすかっ!?」


雅「…うるせぇな。黙って座れ」


…転校生ね。ふふっ…こんな時期にどーして転校生なんて来るのかなぁっ?


「…桜雨…口元綻んでる…」


ひそっと小さな声で怜治が耳元で囁いた言葉に私ははっとして不機嫌な表情を作る


その動作に怜治は生ぬるい微笑みを浮かべ頭を撫でてきた


…バカにされてる気がするんだけど…


胸がほこっとなったと同時にイラッとしたけどしょうがないよね…
< 31 / 34 >

この作品をシェア

pagetop