~白の恋人~

・・・ブブブ・・・

「竜也だ。」

龍が見せてくれた携帯の画面には、
幸せいっぱいの笑顔で婚姻届を車で書いている華の姿。

「良かったな。これ出して帰ってくるな。」
「ふふっ。華、可愛い。」


それからしばらくして、昨日同様に、今度は龍達の部屋に引きずり込まれる華。

「華ー。おめでとう!」

「・・・澪ちゃーん。あのね、凄いビックリしたー・・・。ありがとうー。」

玄関で泣きながら抱き合う澪と華。
龍に促されて部屋に入る。

「ふふっ。今日はね、私達からお祝いだよ!」
「2日続けてケーキだけどな。・・・おめでとう。」


「龍・・・。澪ちゃん。サンキュ!・・・俺泣きそう・・・。

「「泣くなよ。」」

「あぁ。うん。今ので引っ込んだわ。」
「あははは!」


笑いあう白の4人。
彼女たちの左手の薬指には、クリスマスの誓いの印が光っていた────。



【 END】




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