~白の恋人~

残業を終え帰宅し、澪の部屋で夕ご飯を食べている最中の龍の一言。

「部屋、向かいだって言っても、行ったり来たり面倒だろ?
それでな、このマンションの近くに、新しいマンション建ったの知ってるか?そこの最上階、つっても今と8階ってのは変わらねーんだけど、丁度俺らの部屋を2部屋足したような広さなんだとよ。
トラさんが、付き合ってるなら、そっち引っ越さねーかって。こっち2部屋空くし、そっちの建物も本庁からの補助金出るってよ。」

「それ、凄いね!」

「で、お前が俺と一緒に住むっつーなら、付き合って5ヵ月くらいになってくるし、お前の親に同棲の許しと、挨拶しに行きたいんだけど。」

「え・・・。」
「どうする?」
「・・・いいの?」

「俺がそうしたいからいいんだよ。お前の親にも挨拶に行きたいと思ってたし。」

(そこまで考えてくれてたんだ・・・。)



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