君の裏を覗かせて?
校門をくぐった所で視線を痛いほど感じる。多分、制服が違うせいだろう。

(うう、隠れたい。)


なんだか、いたたまれない気分になってしまい、走って誰も居なさそうなところに非難した。


(はぁ、なにやってんだろ。早く職員室行かなきゃ。)


そう思ったのもつかの間


「ここどこ?」


ちょーがつくほど方向音痴な私だが、早くも迷子になってしまったらしい。


自分でも笑ってしまう。


とりあえず歩こうと立ち上がったとき、後ろから女の人の声が聞こえた。


とりあえず、この状況を打開すべく、声をかけようと声の聞こえた方へと進む。


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