【短編小説】高校生昇華物語
因みに、あいつは学園の生徒でも、先生でも、役員でもない。


ただの、人類最終だ。

あいつは物語を、物事を加速させ、終結させることを仕事とする。

実質的には無職だ。


年齢は不詳(見た目は小学生高学年から中学生)。

性別は男。

住所は不特定。


遭えただけでも凄い。

見つけられただけでも凄い。

そんな男だ。

遭えた、見つけたことが不幸に繋がることもあれば、幸福に繋がることもあるけれど。



いつも日本中のどこかをふらふらしているような奴と相沢ちゃんは遭ったのか。
< 35 / 39 >

この作品をシェア

pagetop