高嶺の花
私は1度、家に帰って、可愛いお気に入りの服に着替える


「いってきまーす」


と、誰もいない家に声をかける。

お父さんは私が小学校の時に他界。

お母さんは私を養うために、毎日小児科のお医者さんとして働いてくれている。

寂しいこともあるけど、いつも、春くんの家にお邪魔したりしてるから割と大丈夫だったりする。



歩き続けて約10分

私は、小さな公園に着いた

そこで、『彼』を待つ。
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