高嶺の花

離れていく君

海里はたくさんの話を聞いてくれた。

『やっぱり、あいつ最低!!美華の事弄ぶなんて!あんなやつ、牢屋に送られちまえ!ばーか!!!』

なんて、私の代わりにすごい怒ってくれた。

こんな状況なのに、幸せだなぁ、なんて。

私は、あの時は怖かった。

すごくショックで泣くことしか出来なかった。

でも、海里に話を聞いてもらいながら、よく考えた。

私は、本当にみーくんの事が好きだったのかな……?
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