Happy?~結婚生活は甘くて危険がいっぱいです~
えっと…これはもしかしなくても、両思いだったって言うことだよな?

「この気持ちは墓場まで持って行こうと思っていたのに…」

斎藤ゆめのは自嘲気味に呟いた。

「…本当に、俺でいいのか?」

そう聞いた俺に、
「忠政さんこそ、わたしでいいんですか?」

斎藤ゆめのが聞き返した。

「君がいい、君が好きだから」

俺は両手を広げた。

それに対して、彼女が恐る恐ると言った様子で歩み寄ってきた。

そっと俺の胸に顔を寄せると、
「わたしも、あなたがいいです…」
と、恥ずかしそうに呟いたのだった。

「ゆめの、君が好きだ」

俺はそう言うと、彼女を抱きしめた。

「忠政さん、わたしもです」

彼女は答えると、俺の背中に自分の両手を回した。
< 105 / 125 >

この作品をシェア

pagetop