苺タルトのような甘い恋をしよう。

【孝臣side】


バイトが終わり、
向かいのカフェの
愛奈ちゃんの所へ行った。


君は
外から見たら
すぐわかる場所に
座って待っててくれた。


「待たせて、ごめんね?」


「私の方こそ、
なんか急にごめんね。
バイトお疲れさま。」


僕が待たせていたのに
気遣いの言葉をかけてくれた。


「ありがとう。
あ、席に座ってもいい?」



「もちろん、どうぞ。」


席について、
僕はとりあえず
ドリンクを頼んで
話を聞くことにした。


「さてと。
今日は…
俺で良かったら、
話いくらでも聞くからさ。」


おしゃれして
悲しい顔してたからな…

男関係かな…?

   
「ありがと…」


「愛奈ちゃんが、
悲しそうな顔で
ケーキ屋に来るなんて…
何かあった?」





「…あのね、
今日は友達と
イルミネーションを見たり
ご飯食べたり
遊ぶはずだったんだけど…

ドタキャンされちゃって」



「そっか…。

ドタキャンは
ショックだよね」


「うん…。
理由がね、
彼氏が出来て
デートだから行けないって…」



「え、そうなの?」


女の友達に
ドタキャンされたのか。

てっきり
男関係の話かと思っていた。  

だからか、
ちょっとホッとしている。



「ダブルパンチで
ショックだったけど
親は出かけて
一人で家にいても
仕方ないし

とりあえず
イルミネーション見に
外に出てきたんだよね。」


 
「なるほどね。」


「で、歩いてたら
孝臣くんのバイト先の
ケーキ屋さんを見つけて

気晴らしに
ケーキを沢山買って
食べようかなって…。」



「だから、沢山
ケーキ買ったんだね。」


やけ食いしようと
思ったのかな?

可愛いけど…心配だな。



「うん。それで…
孝臣くんと会ったら 
急に泣きそうに
なっちゃって…」


僕と会ったら
泣きそうになるなんて…

勘違いして
期待しちゃうよ?



「そっか。きっとさ、
ほんとは友達といるはずが
一人だったから
寂しく感じたんじゃ
ないかな?」



「あー…。そうかも?」



「じゃあさ、
その友達の代わりに
今日は僕が
一緒に遊びにいくって
いうのは、どうかな?」



これじゃ、
まるで僕がデートに
誘ってるように
聞こえてしまうかな…。



「孝臣くんが
急でも大丈夫なら…。」




「大丈夫だよ、
元々予定なんか
なかったから
暇でバイト入れてた
くらいだし(笑)」


愛奈ちゃんが
笑顔になるなら
僕は、それでいい…。


「そっか。
あ、でも待って。」




「どうしたの?」




「私、沢山ケーキ買って
持ったまま遊びに行くのは
ちょっと…」




「あ、そうだよね。」




「孝臣くんが良かったら、
このあと、ちょっと
夕飯買ってから
家で一緒に夕飯と
ケーキ食べない?」


まさか
愛奈ちゃんから
お家に誘ってくれるとは…


「え、僕は構わないけど、
急にお邪魔していいの?」




「大丈夫、家に帰っても
親はクリスマスデートで
夜中に帰ってくるらしいし。」


つまり…
愛奈ちゃんと
家で二人っきり。


き、緊張してきた…


「じゃあ、お言葉に甘えて。」



まさか
クリスマスの夜を
愛奈ちゃんと
過ごせるなんて…

思ってもいなかった。


同じ時間が
過ごせるのは

恋人にならなきゃ
無理だと思ってたから

これは
ある意味
サンタからの
クリスマスプレゼント
かもしれない。。




END
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