それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「幸せにしてくれるんだよね?」


「当たり前だろ。俺、すげぇ亜実のこと好きなんだから」


「ふふ。ありがとう」



こんなに大人で、こんなにイケメンで。
そしてすごい優しい春樹が、なんでこんなまだまだ子供でしかないあたしを好きになってくれたのか未だにわからない。



「俺、はじめて好きになったの亜実だから」



照れて言う春樹にこの人なら任せられるって思ったんだ。



「彼女はいたくせにー」


「まぁそれなりに、な」



誰が見てもイケメンの春樹はやっぱりモテるみたいで。
高校時代、彼女は途切れなかったって昌也が言ってた。



「「ただいまー」」



そのまま仲良く手を繋いで、歩いて春樹の家についた。



「なんだよ、二人で仲良く手なんか繋いで」



部屋についたあたしたちの手をみて、昌也が怪訝な顔になる。



「俺と亜実付き合い出したんだ」



春樹が繋いでる手を挙げてみせびらかす。

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