彼氏売買所
隼人からのメッセージが来ているかもしれないけれど、デートの準備をしていたと言えば納得してもらえるだろう。


あたしはジーパンに手をのばしかけたけれど、その隣のフレアスカートを手に取った。


真由からちゃんとデート使用で来るようにと言われていたのだ。


隼人が相手ならカジュアルな洋服で十分だと思うのだけれど、真由に釘を刺されてしまっているからそういうワケにもいかなくなっていた。


仕方なくフェミニンな洋服を選ぶことになってしまった。


今日は天気もいいし、夏っぽく足元はブルーのミュールにした。


玄関先で一応自分の姿を確認して家を出る。


昨日までの雨雲はどこかへ流れて行き、今日は日差しが強い。
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