ジンクス
☆☆☆

気が付けば、あたしは自分の部屋で眠っていた。


いつの間にパジャマに着替えたのかも覚えていない。


枕元の時計で時間を確認すると、翌日の4時半になっていた。


泣きすぎたせいか頭が痛い。


部屋の電気をつけて自分の顔を鏡に映し、大きくため息を吐き出した。


目は真っ赤に充血していて、はれている。


泣きっぱなしにして眠ったせいだ。


このままじゃ両親に顔を見せる事だってできない。
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