終わりなき戦に花束を
「近藤さん、私も挨拶したほうがいいのでしょうか・・・?」


「おお!そうだな」


翡翠の後ろから入ってきたのは、少女と言うには大人びた雰囲気の女だった。


茶色の髪をポニーテールにして結わえ、その髪は背中の方までのびている。


少しタレ目気味で、瞳は吸い込まれそうな黒だ。


「零番隊副隊長、春風 小雪です。数日前にこちらに配属されました。」


小雪はゆっくりと頭を下げる。
土方は無意識に小雪を見つめていた。


そんな土方の視線を感じたのか、小雪が土方のほうを向き、微笑む。


まるで花のようなふわりとした笑いに、土方は不覚にもドキリとした。
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