欲しかったのはあなたからの“好き”でした。

真「夏津ー!頑張れー!」

諒「夏津ちゃーん!頑張ってー!」

夏「おぅ!頑張るぜ☆」

体育祭も始まり最初は私が出場する障害物競走

あ、大和も出るよ!

私は運動神経いい方だから楽勝かな~

大「夏津、俺に負けて泣くなよ」

夏「その言葉そっくりそのまま返すわ」

「スタートラインに立ってください」

係の声でいっせいにスタートラインに立つ

緊張をほぐそうと深呼吸をしてまっすぐ前を向くと

夏「…っ」

哉「……」

哉碼くんと目が合った

ん?何か言ってる

が、ん、ば、れ、

頑張れ!?

哉碼くんから応援の言葉を貰えるなんて!!

夏「哉碼くーん!1位取るからねー!」

叫んで大きく手を振る

すると哉碼くんは小さく手を振ってくれた

夏「大和…」

大「なに?どーした?」

夏「私もう死んでも悔いはないわ」

大「……大丈夫か?暑さでやられたか?」
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