欲しかったのはあなたからの“好き”でした。

夏「やぁぁまぁぁとぉぉ!!!!」

大「はいはい、こればかりは俺も何も出来ねーな」

夏「どうしよう……」

大「なぁ夏津、お前はどうしたい?哉碼を諦めるか?」

夏「私は……」

哉碼くんの恋を応援したいけど諦めたくない…

夏「あはは、片想いってキツイなぁ」

片想いは楽しいっていうけど全然楽しくないよ…

大「……俺にすればいいのに…」

夏「え?ごめん、聞こえなかった!もう一回!」

大「…別に……諦めるなら諦めればいいし諦めたくないなら諦める必要はないんじゃない?」

そっか…

人を想うのは自由だもんね

夏「ありがとう大和」

大「いえいえー」

そういって大和と別れたけど……哉碼くんに謝らなくちゃ……

夏「ごめんなさい!!大和に相談してしまいました!!」

ごめんなさいと深く頭を下げる

哉「あ、あぁ大丈夫、大和なら別に信用してるし…」

夏「ほんっとうにごめんなさい!!」

哉「いやホント大丈夫だから頭あげろ」

頭をあげると

ゴツンッ

夏「いっだぁぁぁー!」

げ、げんこつ……

哉「まぁこれでおあいこだな」

私のほうが重い気がするのはほぉっておっとこう
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