それでも、君のことが








そんな都合よく物事が起きるわけじゃあるまいし。





でも、このときに気づいていればよかった。





…なんて、今さら後悔してももう遅い。





昼休み。





三人全員が食べ終わり、私たちの間に沈黙が流れる。





「…あと1ヶ月で期末考査だね〜」





ふと、陽里李菜こと「はるる」がそう言った。





「そうだな。マジだるい…ていうかさ、」





そこから先が、聞こえなくなる。







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