虐待と復讐
『ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛………!!!!!』
パパはそれから一年もしないある日、仕事中に事故にあい、『左足』を切断した。
『・・・・』
大工だったパパにとって、それは命を落としたのと同じくらいショックだったのだろう。
明るかったパパはすっかり落ち込んでしまい、毎日、愚痴ばかりこぼすようになった。
慣れない義足を引きずりながら新しい仕事を探しに出掛け、そして、そのたびに死んだような顔をして帰ってくる。
『大丈夫、きっとうまくいくから・・』
私とママはそんなパパの背中を見るたびに心を痛めた。