iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「莉緒……」

目の前には私を見て、目を見開いている仁が居たから。


もしかして私をずっと探してくれてたの?

私を迎えに来てくれたの?

喜びにうちひしがれて体は震えている。

目頭と胸の中は一瞬で熱くなった。

でも……


私は素早く踵を返し、部屋から逃げ出した。


「リカ!?」

背中から聞こえたボーイの呼び掛けにも、店内の様子にも構わずに逃げる。
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