moon~満ちる日舞う少女~【下】
〜南side〜
あぁ。…もう美月が気になって授業に集中できひん!!…授業でてんのかいな?!
高「結城くーんっ、授業はちゃんと聞こうか〜」
担任の高光せんせーがそういうけど、気になってしかたない!!
俺はノートをとるふりしながら、外を見た。
美月がすることに対しての不安やない。…ただ、一緒におれんくて、力になってやれんくて、何より…現状を把握できないことに、イラつきを感じている。
美月に、じゃない。…何も出来ひん自分の無力さにや。
南「はぁ…」
俺は夜舞の総長、"舞月"に忠誠を誓っている。それは俺が犯した過去に関係しとる。
だから俺はどんなことだろうと、美月の言葉は絶対で、美月を裏切ったりはしない。
南「はぁぁぁ〜」
ため息もでるわな。
高「うん、結城君はそんなに僕の授業がつまらないみたいだねぇ〜」
南「あはっ…そんなこと〜…ないっす…」
タダでさえ点数悪いのに内申下がるのは勘弁やな。…放課後補習とかなると、夜舞に行けへんからな。あそこは俺の楽園やから!!