僕の妻は理解不能


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愛菜、遅いなぁ…
もう暗くなるぞ…

昼過ぎに出かけた愛菜は夕方になるまで帰ってこなかった。
すると、電話がかかってきた。

「ん?
もしもし?」

「もしもし、国分恭也さんですか?
こちら浜川交番です。
実は、奥さんが迷子になってしまったので
こちらまで、お迎えお願いできますか?」

「え?!
迷子?!」


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「ということがあって、極度の方向音痴のため2人で話し合って携帯にGPSつけたんだ。」

加賀くんは苦笑いしながら唖然としてた。

「いやいや、初めてだからでしょ?!」

「加賀くん、愛菜は何度もお巡りさんのお世話になってるんだ。

愛菜を甘く見るなぁァ!!」

「いや、怒るとことちゃうぞ。」

「愛菜ちゃん…すげぇなぁ…」



恭也だけでなく、加賀くんまで
愛菜を理解するのに苦労した。


「ま、そんな愛菜ちゃんが可愛いんだよなぁ」


2人で頷き
午後の仕事を再び開始した。

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