僕の妻は理解不能


そして、今でも仲良しというよりか
母が愛菜を気に入る、いや、溺愛しているのでうちには嫁姑問題などない。


「兄さん、はい、麦茶。」

「ありがとう。
あれ?愛菜と母さんは?」

「あーそろそろお昼だから2人でご飯作ってるよ
母さん、楽しみで夕飯の材料たくさん買い込んでたんだよ!」


「まぁ、楽しいならいいわ。」


田舎というほど田舎ではないけど
大きなビルがたってる訳でもない。
交通の便も不便。

そんな場所だけど、都会と違い
空気が美味しく感じる。


窓からの風を感じながら
麦茶を飲んだ。




「あれ?お父さんはどこにいるの?」

「あー、ほら、愛菜ちゃん来るって聞いて
書斎にいるよ。」


そう、母さんだけでなく
父さんにも愛菜は影響を与えていた。



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