変わる想いを貴方に捧げる

···手術


拓真は、王さんの部下の車に乗り込み
浅野組に向かった。

車から親父に連絡すると
王さんから連絡が入っていた。
「兄貴の状態は、連絡が入ると思います。」
「わかった。娘さんに何もなくて良かった。」
と、言った。


蒼真は、運転席に座り
後部座席に和真が乗り
和真の膝に鈴音は寝かされた。

和真の腹部にはタオルが何枚もあてられ
和真は、鈴音の手を握り
目を閉じた。
蒼真は、焦っていた。

浅野の指定の病院に運ぶ
病院には、連絡が入っていて
ストレッチが用意されていた。

和真は、鈴音を離さなかったが
蒼真に説得された。

和真は、安心したのか
意識をなくした。

鈴音は、和真が入る病室に運ばれ
和真は、OP室に運ばれて
そのまま手術となった。
内臓には支障なくて
輸血して縫合された。

王さんから連絡を受けた晶は、
病院に駆けつけて鈴音の
元にいた。

無事に手術も済み
浅野組にも王さんにも
連絡はいきわたった。
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