変わる想いを貴方に捧げる

···結婚


由季斗と絢の結婚が決まった。

絢は、仕事を辞めて
東京に戻ってきた。

由季斗は、結婚の報告に
海堂家に行った時に
鈴音と和真の話を聞かされた。

あれから上手く行っていると
思っていた由季斗は、
びっくりして
「鈴音、大丈夫なのか?」
と、言った。
「うん、やっと落ち着いてきた。
正直、忘れられるとは、
思わなかったけどね。
それにちょっと、堪えちゃった。」
「バカっ。」
「もぅ、バカってなによ」
と、いいながら
由季斗が心配してくれているのは
よくわかって嬉しかった。

由季斗は、
「結婚式の招待状をださなくても
出席していただけるのは
わかっていますが。」
と、いいながら
招待状を弦に渡し
「是非出席お願い致します。」
と、頭を下げると

弦は、
「ありがとう
喜んで出席させてもらうよ
三人で。」
と、言うと
由季斗は、とても嬉しそうにして
それからは、絢のお腹の話や
新居の話をしたり
楽しく過ごした。
< 95 / 131 >

この作品をシェア

pagetop