変わる想いを貴方に捧げる

···心に刻んで


今日は、由季斗と絢ねえの結婚式だ。

良かった!嬉しいな!
絢のねぇの赤ちゃんも
お腹の中で順調みたいだ。

まあ、絢ねぇは
着たかったウェディングドレスが
着れないのって落ち込んでいて
その事を
由季斗は、ひたすら謝っていて
可笑しかった。

由季斗のご両親も
とても優しそうな方達で
絢ねぇの事も、とても大事にして
くれていた。

それにしても
このホテル 凄く綺麗
街中にあるのに
開放的な大きな窓
一歩中に入ると
騒音も全てなくなり
開放的なフロントが出迎える
とても綺麗

そのフロントを奥に進むと
小川があらわれ、緑にあふれ
別棟があらわれる。

別棟の中に入ると
宿泊施設とは、また違った
空間があらわれて
プチコンサートができるように
楽器が設置されていて
音楽を奏でていた。

式をあげる厳正な和・洋の場所
披露宴をあげるホール
優しい雰囲気の空間で
ああっ、私もこんなとこで
式をあげたいなぁ
なんてことを考えていた。

「鈴音!始まるわよ」
と、ママ
「はぁ~い。」
私は、急いでママの所へ
「あっ、走らないで
    着物!着物っ」
「うふふっ・・・」
と、笑いながら両親の元へ

私は、結婚・・できないかもだから
両親には、絢ねぇの式を
心に刻んで貰おう。
< 97 / 131 >

この作品をシェア

pagetop