あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「あ、そうだ。今日4人ならさ、夜どっか食べに行こうよ。」

「あー、それいいな。南美、お前泊まってくんだろ?」

「ん、そのつもり。」

「じゃー決まりな。」


お兄ちゃんは階段を上がっていく私達を背に

勉強頑張れよー、と呑気に手を振った。

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