あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
第2章

クリスマスイブ

「ん…朝…?」


最後に時計をみたのはたしか明け方の5時半。

何時だろう、と時間を確認すると

時計の針はちょうど7時をさしていた。


「…1時間半しか寝れてないし…。」


どーせこれ以上ベッドにいても仕方ないし

私は気だるい体を無理やり起こして、下におりた。


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