珈琲の中で


貴瀬のまさかの発言に俺は目が点になってたに違いない。



うるさい女子たちから逃げるように教室をあとにした。




質問責めをしたのちカフェの店員に恋をしているときいて俺はこいつをこんなにも変えた絵の中の女性に会いたくなった。



「なぁ、貴瀬。今度その人に合わせろよな!」



「、、まぁ、気が向いたらな。」




貴瀬ははにかんだ。




最近こいつの雰囲気が変わったのはこれが理由だったのかと一人で納得する。




最近こいつは柔らかくなった。




きっとこいつが恋する女性は素敵な人なのだろうなと直感した。








< 58 / 91 >

この作品をシェア

pagetop