十人十色恋模様
「そうだ、報告がある」


「何?海斗くんが私のことを好きって言う言葉!?」


「ちっげーよ。一麻のやつ木山さんと話すことが出来たと。今度2人で遊びに行くんだとよ」


それは朗報だった。


「そうなの!?やったじゃん!」


前に私と海斗くんで、一麻の恋をお手伝いした。


と言っても半ば強制的に2人を引き合わせ、会話をさせるという強引な策だった。


でもそれが上手くいったようで、2人は前よりかなり親しくなっていた。


これは恋人としての未来もそう遠くなさそうだ。


惹かれ合う2人。


傍から見て彼らが惹かれあっているのは分かっていた。


正直羨ましいって思った。
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