十人十色恋模様
「やっぱりそういうことか」


頭を抱えずにはいられなかった。


「なにか分かったんですか?」


彼女の問いに俺は頷く。


「とりあえず、三条は戻ってきません」


あいつは俺に全てを任せて帰ったはずだ。


俺が彼女の元に行かなかったら、ずっと待たせることになってたんだぞ。


まぁ、俺の性格を知ってる上での行動かもしれないが。


「戻って……こない?」


当然のごとく、彼女の頭にはクエスチョンマークが浮かび上がる。


「全ては俺のせいです。すみません」
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