COLORDAYS
「優秀な部下いたんだ〜、アズマ〜来るの遅いよ?」

冷たい笑顔でアズマを見て口を開くソウゴ

その隣にはリョウが警戒しながらカナメを眼鏡の奥から見据える。


「相変わらずじゃね〜の。あ、楽しいバカンスありがとね〜東のヤツもよくやってくれたじゃん。そんなに俺が好きでたまらねーみてーだな。」


サラと同じ様なことを言われてソウゴは殺気を醸し出す。

「東については分かってて動かなかったよね?アズマの仲間意識ってそんなもんなの?笑えるね」

「はあ〜?何言ってんのお前」

やる気のない顔を向けるアズマ

「俺が気づかねーと思ってんの?だてに俺ら関東統一してね〜の分かってんのー?そこんとこー!お前が追い詰めた東の頭はピンピンしてんぞ〜。あいつメンタルは紙並にペラペラだから、追い込んでも無駄だよ〜?まあ演技は上手かったみたいだしな。あいつ俳優になれるんじゃね?」



「は…?……。」



「昔の好だからよー。お前のお遊びに付き合ってやってたの〜。まあサラちゃんにまで手を出すのはよろしくねーよ。おまわりさん出撃させるとこだったよ〜どうしてくれんの?」

「はぁ、全て分かってたんだ。流石だねアズマは。」

ニコっと笑うソウゴにカナメは警戒しだす。
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