【完】スノードロップ ~希望~
「?どうしたの?悠真」
今の声は聞こえてたらしく、柚季が後ろを振り返って尋ねてきた
「いや、なんにもねぇーよ……」
「そう?」
悠真の返答に何も疑問を抱かずに、再び前を向いて歩きだした
「ふぅ~」ボソッ
「バカね」ボソッ
「うっせー」ボソッ
しばらく、沈黙が続いた
そして、それを先に破ったのは悠真だった
「あいつ、全然気づいてねぇーよな」ボソッ
「あいつって、奏多?」ボソッ
「奏多以外、誰がいんだよ」ボソッ
「で?」ボソッ
「あんだけ柚季が溺愛してんのに、よく気づかないよなって」ボソッ
「仕方ないわよ。奏多は鈍感な上に、恋愛の意味がわかってない……=恋愛感情、ない奴だから」ボソッ
「なさすぎにも、ほどがあんだろ」ボソッ
だから、仕方ないって
今の声は聞こえてたらしく、柚季が後ろを振り返って尋ねてきた
「いや、なんにもねぇーよ……」
「そう?」
悠真の返答に何も疑問を抱かずに、再び前を向いて歩きだした
「ふぅ~」ボソッ
「バカね」ボソッ
「うっせー」ボソッ
しばらく、沈黙が続いた
そして、それを先に破ったのは悠真だった
「あいつ、全然気づいてねぇーよな」ボソッ
「あいつって、奏多?」ボソッ
「奏多以外、誰がいんだよ」ボソッ
「で?」ボソッ
「あんだけ柚季が溺愛してんのに、よく気づかないよなって」ボソッ
「仕方ないわよ。奏多は鈍感な上に、恋愛の意味がわかってない……=恋愛感情、ない奴だから」ボソッ
「なさすぎにも、ほどがあんだろ」ボソッ
だから、仕方ないって