星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
家に帰っても同じことをまぁはなした。



「星。そんな辛いこと。昔からよく耐えていてくれたわよ。ありがとう。」


「星。俺もできる限り支えるから。」



二人ともほんとにいい家族。



「お母さんがルカにお金を払うから」



はぁ。ほんとにわかってないよ。払っちゃダメなんだよ。



私に味方って言ったらあれだけど姉は、甘やかしちゃ行けない。


「ダメだよ。お金渡したらルカは、あのままだよ。」



「そうだな。母さん。俺たちもうやだよ。星も倒れるまで…このままじゃあダメだろ?」


「そうね。わかった。今日は、帰るわね。お父さんとしっかり話すから。兄弟水入らず楽しんで」



「わかった。明後日でお金を渡すのは最後にする。」



そう言うと抱きしめあってお母さんは、帰って行った。



「ねぇ悠。」


「どした?」


「ごめんね。迷惑かけて。」


兄にこんなこと。



「いいんだよ。それよりお腹すいたな?」


あ!なんか作ろうかな?


ピンポーン

冷蔵庫を見ようとした時チャイムがなった。


「はーい?神楽?」


「飯。作るためにスーパー行くとか言い出してそうだから秋に聞いてなんか材料買ってきた。お前のことだから兄貴に何か作りたいとか思ってそうだし」


うわぁ正解。


「上がりなよ」


「いいのか?」


はぁもう。悠がいるから心配なんだな。




そうして上がる。



「あのーすみません。俺まで。星とお付き合いさせて頂いてます、美夜輝 神楽です。」




「あーどうも星がお世話になってます。兄の悠です」


そうしてキッチンに立って見てみるとわりと気が合うみたい。



「できたよー」


そう言うと2人ともたって椅子に座りご飯を食べる。


たわいない話をして神楽は、帰って行った。



「良い奴だな。」


「うん。自慢の彼氏。」


「兄として安心だよ。」


そう言うと頭を撫でてくれる。


「今までよく頑張ったな。ありがとう。俺たちのために。これからは、もっと甘えていいから。俺もできる限り支える。お前は、大好きな仕事して夢を追いかけろ。」




涙が出てきた。


ほんとに優しくていいお兄ちゃんだよ。



そう思い眠る夜だった。




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