星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
帰りは、何故か社長から電話があって、今日は、仕事無くなったらしい。

別にマネージャーに伝えてくれればいいのに。社長自らって…そう考えながら門まで歩いてると、カッコイイ車を停めて待っている人が




「神楽のお父さん!真実と神楽のために来てくれたんだ!やっぱり私の事気に入ってくださるんだわ!」



あ、そうですか。



てかいつの間に真実さん神楽の腕に?


まぁいいかと思い透さんの目の前まで。



「透さん!」


真実ちゃんが駆け寄っていくよ挨拶を交わしてこっちに。



ん?こっちに?


「星ちゃん!久しぶりだね!最近家に来てくれないから寂しかったよ。どうだい?今日家で夜ご飯を作ってくれないかな?」



わぁ!やった!透さんとお食事に誘われた!


「はい!是非!」


「良かった。車に乗って!神楽も!」


「なんで父さんが楽しみにしてんだよ」


不貞腐れなが車に。



「透さん!真実もお供していいですか?」




「あぁいいとも。」



あ!神楽が嫌な顔した。


見てると面白い。


そうして神楽に引っ張られ私は、車の後部座席の真ん中に。広いのになんで3人で後部座席に座るの!


と思いながら…真実さんと神楽に挟まれています。




そうすると急カーブ



掴まる場所がないので神楽に倒れ込む。



「おい。大丈夫か?」



「ごめん平気。」


あ!そうだ。神楽につかまればいいんだ。



「神楽てかかして。」


そう言うと手を出してくる。


よし!繋げた。思いっきり寄りかかる。



「神楽の肩って気持ちいいよね。寝そう」


「お前俺の事なんだと」


「枕。」


そう言うと透さんが大笑い。


ただ1人だけ隣で私の足を蹴ってくる真実さん。

でも眠いので

全身神楽に寄りかかる。少し寝よう。



そう思い私は、神楽の肩で寝た。
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