星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
帰り道を2人で並んで歩く。

なんか気まずい。あんな恥ずかしいことがあって今更どう話せばいいの?昼ごはんの時は、先生いたから良かったけど…


そうだ早歩きで帰ろう。
無理に関わる必要は、ない。


よし帰ろう!!!
と思って帰ろうとすると手を掴まれた。


「せっかく人が家まで送ってやろうとしてんのに。なんで先帰ろうとしてんだよ。」

は?何上から目線?ムカつく。




「別にいいでしょ!送ってもらわなくて結構。
詩は、見せてあげるけどあなたの指示に従えとは、言われてない!1人で帰るの!」


人と関わりたくない。昔のことを思い出すと今でも体が震える。

「昼のあと俺ら学校で寝てしまったんだからしゃーねーだろ。こんな暗くなっちゃったし。
女1人じゃ危ねーよ。大人しく送られとけ。」


なんで勝てないかな。優しさがこもってるから?いやいやそんなことあるわけない。


けど言い合いしててもしょうがない。送ってもらおう。




しばらく沈黙に耐えていたら。向こうから話しかけてきた。


「お前ってなんでこんな考え方ができるの?
あのノートの詩みたいな考え方がでんだ?」


あ!それは言えないかな笑
私は、苦笑いでごまかした。作り笑いは、得意だ。

毎日毎日やってきた。もう癖だ。


「まぁいいや。お前家どの辺?」

あ!そう言えば手!!!「離してください」
今更だけど引っ張る。ビクともしない。


なんで手気づかなかったの掴まれた時振り払えばよかった…


「質問スルーかよ。わかった離すから引っ張んな」


よかった離してくれた。


それから話すうちに学園の人気者だということを知った。


前から
三王子と言うことは、聞いたことがあったからすぐにわかった。


偶然三王子が全員私と同じ班なんのだ。


とんだ災難だ。まぁそんなに関わることは、ないでしょ。ただ普通に毎日が過ぎてくれればいい。



家に帰って時間になったらバイトいってこれからもそんな日々が続くと信じていた。
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