星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
(星side)



神楽がいない学校は、憂鬱だ。
聞いてみるべきだろうか。




みんなの過去。
私のは、話したし。聞いても大丈夫だったら聞いてみよう。



それから昼休みになりみんなで屋上に集まった。今日も神楽は、いない。






「あのさ。啓と春とかみんなの過去聞いていいかな?よく考えたらなんも知らないなって…思って。」








やっぱりダメだったかな?みんな悩んでる。っとその時。






「私は中学の頃は、親友がいたの。でも裏切られた。中3の時に。苦しくてどうしてって。友達作るのが怖かったけどいじめもあってでも星が助けてくれた。
私は、みんなに会えてよかった!心から友達って思ってる。過去って言うより私の思ってることかな」



ものすごくざっくりだけど…



秋は、以上って言って終わった。




「じゃあ私ね!私は、この通り元気で中学生おくってました!!何も無かったけどこれでもそれなりの悩み事は、あった。
みんな薄っぺらい友達で悪口言ったりで
だから心から友達と呼べる人は、いない。
でも中学3年の時初めて星と出会ってやっと親友って思う人ができてみんなと出会えて幸せです!」



やっぱりざっくりだ


美穂も終わって啓が話し始めた。




「俺は、春と神楽と幼馴染で俺の会社は、
伊川グループで父さんがその社長。
テーマパークや雑貨屋幅広く一応やってる。
俺は跡継ぎで子供から神楽や春としか遊ばなかった。女にも騙されたことは、何度かあった。ほとんど近寄ってくる女は、財産や地位目当てで。でも俺は今は、大好きな人がいる!」



「えーーーー!」







みんな興味津々。私が思うに多分美穂だと思う。美穂は、落ち込んでるけど。






「じァあ俺ね。俺は、深川病院の委員長の息子です。病院の跡取り。病院って言っても
ほかのことにも手を出してるけどね。あっでもだいたい予想ついてるけど俺は、初恋の人にまだ恋してます。小さい頃あった人なんだけどね。過去はだいたい啓と一緒かな。」



へぇ秋のことかな?


秋は、とぼけてるけど。



それで終わった後私は質問をする。
これは、決めていたことだから。神楽を助けたい。









「どうして神楽のことで啓は、春に病院空いてるかって言ったの?」






「やべっ!そんなこと言っちまったのか。それは……………ごめん言えない。どうしても言えないんだ。もう少し待ってくれ。俺たちでちゃんと答え出すまで待ってほしい。」









そう言って啓は、拳を握りしめていた。







どうしても沈黙が続く。
それから午後の授業が始まった。
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