ひきこもりなお嬢様

よろしくおねがいいたします。

それから数日後


陽向様の執事としての仕事が


始まる日がやってきた。




「陽向様。



今日から陽向様の執事として


仕えさせていただきます小境と申します。」




ドア越しにお嬢様に話しかけると


中からは短く「どうぞ。」と返事が返ってきた。



初めて聞く陽向様の声は


耳に通る綺麗なお声でしたが


感情を感じられない冷たい声でもありました。
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