ダメ。俺のそばにいて。
そんなことを悶々と考えていると、足音は近づいてくる。
その度に久遠くんの瞳が揺れて……。
ああ、もう、なんでこの人、こんなに綺麗な瞳を私に向けるんだろう。
やめて欲しい、まるで魔法にかけられたみたいに惑わされる。
「こっち!来て!」
気付けば、その左手を取って走り出していた。
可愛すぎる幼なじみに続き、かっこ良すぎる転校生にもお節介を焼くだなんて…。
また、久遠くんにお人好しだなんて笑われちゃうかな。