学校一の人気者に告白されました
「さっき、あいつが言ったこと気にしないで。実はさ、最近気になる子ができたんだ」



「えっ、ああっ…うん」



なぜだか、胸がズキッとした。



そうだ…タキくんって友達の好きな人なんだよね。



今、好きな子がいるんだ…。



「それは、同じクラスの人?」



思わず聞くと、タキくんは面食らっている。



「えっ…いやー…そうじゃねぇけど」



がっかり…そうなんだ。



もしかしてあたしの友達だったらいいなと思ったんだけどな。



「文化祭で告白するつもり。へへっ、何を俺は宣言してんだろうな」



照れくさそうにして、タキくんは自分の席へ移動して行った。



文化祭で告白…。



とりあえず友達に伝えなくちゃ。



付き合う前なら、きっとまだ友達にも希望はあるよね?



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