学校一の人気者に告白されました
こんな陽向くん…知らない。



そしてあたしも…自分じゃないみたいだ。



恥ずかしいのに拒めない。



陽向くんの気持ちのこもった柔らかなキスに、蕩けてしまいそうになる。



「帰ろうか」



ハッ!



いつの間にか陽向くんはあたしから離れていて、完全にあたしだけが夢の世界にいたらしい。



今のあたし、どんな顔してた!?



なにもなかったかのように顔を引き締めるけれど、さっきのキスを思い出す度すぐにやけてしまう。



< 90 / 279 >

この作品をシェア

pagetop