かけがえのない人




あの日はいまにも雨が降りそうなどんよりした空だった。

そのため外での練習ではなく、校内で筋トレや素振りの練習などをしていた。
そのとき血相を変えた先生が走ってきた。


「森田!妹さんが病院に運ばれたそうだ。〇〇病院だ。送ってやるからすぐに準備しろ」


先生のいっている意味が全然理解できなかったけれど、まわりがほら、航急げよといろいろかわりに荷物を整理してくれて、連れ出されるようにして先生の車に乗って病院に向かった。



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